Freedom of Expression– 表現の自由 –

写真を英語で「フォトグラフ」といいます。見事な意訳。でも同時に誤訳でもあります。実際には直訳の「光の絵」が近いと思います。感光剤に光をあて、科学反応させ絵を描く訳ですから。ただ「フォトグラフ」には痛烈な弱点がありました。

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写真を英語で「フォトグラフ」といいます。見事な意訳。でも同時に誤訳でもあります。実際には直訳の「光の絵」が近いと思います。感光剤に光をあて、科学反応させ絵を描く訳ですから。ただ「フォトグラフ」には痛烈な弱点がありました。それは撮影のすぐその場で見ることが出来ないということ・・・ カメラは発明以来約2世紀、この根本的なジレンマをかかえたまま進化してきました。20世紀末、革命が起こります。デジタルカメラの登場です。これにより、弱点は解消されたのでしょうか。 感光剤を使うフォトグラフは先に述べた通り、2世紀という長い時間をかけて進化してきました。カメラ、レンズ、撮影技法、などと同時進行でです。より良い「絵」を完成させるための一連のルーティンは歩調を合わせ進み確立してきました。

 イースターエッグは「手焼き」のイースターエッグとも言われてきました。とても誇らしい事です。ところで「手焼き写真の目的」はいったい何でしょうか? それは「写真を美しく表現する事」です。つまり手焼きは目的ではなく手段なのです。ですから、それより「美しい写真」を作り出せるなら、手段は手焼きでなくとも良いのです。 話を戻します。

 デジタルカメラは最近20年ほどの歴史で、主にテクノロジーとデバイスが急速に進歩してしまいました。取り扱うフォトグラファーの知識・技法が追いつく前に、次々と新しい機能が追加されてきたのです。 さらにウェディングフォトに限れば、「すぐ絵を見ることが出来る」「枚数に糸目を付かないでも良い」というメリット面がフォーカスされ、「美しい写真」を叶えるため唯一の手段か否かが不明確なまま提供されてきました。

「プリント&アルバム」そして「半永久的保存が前提」であるウェディングにはまだ早い。と言及する者を殆ど見かけなかった事は、あまりに残念な出来事でした。とはいえ、時代の趨勢とテクノロジーの目覚ましい進化は、瞬く間にウィークポイントを補って余りあるほどに環境を変えました。

そして2010年。イースターエッグはデジタルフォト&アルバムも「美しい絵」を標榜するに十二分に足りるに至った。と見極め積極導入を開始しました。

ここに至る7年、つまり会社設立時よりイースターエッグでは、その時点その時点で最先端のデジタルフォトの「いろは」、最新機種の導入、それまで分業だった商業印刷にかかわる知識、コンピュータ・ネットワークの整備を進めてきました。「美しい手焼き写真」を叶えるスキルが一朝一夕で習得できないのと同様に、デジタルフォトでのそれは、まさにゼロからのスタートでした。イースターエッグの極めて強いこだわりは、今後もスピリッツとして受け継がれて行くことでしょう。